婚活をしていた頃のことを思い返すと、「どうして婚活を始めたの?」と聞かれることが多かったことが思い出されます。
でも実は、その前に思い出すことがあるんです。
恋愛そのものが分からなくなっていた、あの頃の私のこと。
当時は、それが普通だと思っていました。
でも今振り返ると、「恋愛迷子」だったんだなって思います。
休日の夜、恋愛ドラマをぼんやり見ながら、
「みんな、こんなふうに人を好きになれるんだ。」
そんなことを、どこか他人事みたいに感じていました。
そんな私は、昔から恋愛に消極的なタイプ。
好きな人ができても、自分から気持ちを伝えることはできませんでした。
「もし断られたらどうしよう。」
「恥ずかしくて立ち直れなかったらどうしよう。」
今なら分かるんですけど、あれはプライドだったんですよね。
傷つくのが怖くて、一歩踏み出せませんでした。
そんなふうに過ごしてきたからなのか、いつの間にか「人を好きになる」っていう感覚まで分からなくなっていました。
それでも、恋愛はしたかったんです。
誰かを好きになって、その人と一緒に過ごしたい。
そんな気持ちだけは、ずっと心のどこかに残っていました。
気づけば20代後半。
恋愛経験は少ないまま、年齢だけを少しずつ重ねていきました。
(この時の切ない気持ちは忘れられませんね笑)
周りでは友達が結婚し始めて、新しい生活をスタートさせていました。
気づけば彼氏がいないのは、自分を含めて仲の良い友人一人だけ。
この頃から、「このままで大丈夫なのかな」という焦りが、少しずつ大きくなっていった気がします。
そんな中、飲み会や合コンに誘われることも増えて、新しい出会いも自然と増えていきました。
「動かなきゃ何も始まらない。」
そう思って、誘われたらできるだけ参加するようにしていました。
でも、出会いが増えるほど、あることに気づいてしまったんです。
私は、人を好きになれない。
優しい人もいました。
「また会いたい」と言ってくれる人もいました。
それなのに、「好き」という気持ちだけが、どうしても湧いてこない。
好きって何だろう。
何をもって「好き」になるんだろう。
周りのみんなは自然に恋愛しているように見えるのに、私だけ何か大事な感覚が抜け落ちているような気がしていました。
今思うと、「恋愛迷子」って、まさにあの頃の私のことだったんだと思います。
それからは、自分自身と向き合う時間が続きましたね。
出会う人は増えても、その後もやり取りが続くのは2〜3割くらい。
私は、ちゃんと相手を知って、その人を好きになってから付き合いたいタイプでした。
だから、焦って付き合うことはできませんでした。
でも、どれだけ頑張っても、その先の「お付き合い」まで進むことはありませんでした。
「それってもう婚活じゃない?」
そう思った方もいるかもしれません。
でも、私の中ではまだ違ったんです。
あの頃の私は、「結婚相手を探したい」というより、「好きになれる人に出会いたい」と思っていただけでした。
そして、このやり取りを何度も繰り返すうちに、一つの現実に気づきました。
年齢への焦り。
周りの環境の変化。
そして、隣に誰もいないという現実。
私はもう、「好きな人を探す」だけでは前に進めないのかもしれない。
そう思うようになり、少し寂しい気持ちがありました。
恋愛の延長線上に結婚があると、ずっと思っていたからです。
でも気づけば、「結婚を見据えてお付き合いできる人」を探す年齢になっていました。
今思えば、このときが私の気持ちの大きな転機だったんだと思います。
「恋愛をしたい」から、「結婚を考えられる人に出会いたい」へ。
少しずつ、私の考え方は変わり始めていました。
次の記事では、そんな私が「婚活を始めよう」と決意した、本当のきっかけについて書いてみようと思います。



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