「よし、婚活を始めよう。」
そう決めたものの、実は私には一つ大きな心配がありました。
それは【仕事】のこと。
当時の私はサービス業で働いていて、休みは不定休。
残業も多くて、仕事の日は毎日ヘトヘトでした。
休みの日になると、家から出る気力もなくて、必要最低限の買い物だけ済ませたら、あとは家でゆっくり過ごす。
そんな毎日を過ごしていました。
周りからも、
「仕事忙しそうだね。」
「最近仕事どう?」
「毎日大変そう。」
そんなふうに言われることが多くて、自分でも「仕事中心の生活だな」と思っていました。
だから婚活を始めようと思ったとき、真っ先に浮かんだのはこんな不安でした。
「休みが合う人と出会えるのかな。」
「仕事終わりに会う約束なんてできるんだろうか。」
「こんな生活で、本当に婚活なんて続けられるのかな。」
始める前から、不安ばかりでした。
でも、その一方で思ったんです。
「そんなことばかり考えていたら、きっと何も変わらない。」
だからまずは、一歩踏み出してみることにしました。
私がまず最初に選んだのは、マッチングアプリでした。
当時は、周りでも使っている友達が少しずつ増え始めていて、「アプリで出会った」という話も耳にするようになっていました。
登録も簡単で、「まずは出会うきっかけを作ってみよう」と思えたことが、私の背中を押してくれました。
今ほど当たり前ではありませんでしたが、「婚活を始めるなら、まずはアプリかな」という空気も少しずつ広がっていた頃だったと思います。
そうして勢いのままアプリをダウンロード。
……したまではよかったんです。
でも、そこで現実に戻ります。
私はもともと人見知りで、仲良くなるまでに時間がかかるタイプ。
「知らない人と、何を話せばいいんだろう。」
「ちゃんとやり取りなんて続けられるのかな。」
ダウンロードしただけなのに、もう緊張していました。
今思えば、婚活が始まったというより、自分との戦いが始まった瞬間だったのかもしれません。


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